2009年06月30日
あー、青春のテニス小説
宮本輝の『青が散る』は青春テニス小説である。
新設大学に入学した主人公が体育会系テニス部の創設と活動に係わりながら、友情や恋愛をピュアに描いている。
何よりテニスに関する描写は熱く手に汗握り、そこに入れ替わり立ち替わり個性的な登場人物たちの人間模様が交錯し、やめられない止まらないかっぱえびせん的に読み耽させられた作品はチョー久々である。
雰囲気的にはちょっと違うが、鎌田敏夫の『俺たちの旅』の様な青春くささがぷんぷんと漂っている。
あー、俺も学生時代にテニスに没頭していれば良かったと、そう思わせる魅力があるのだ。
特に秀逸なのは燎平とポンクのおのれのプライドを賭けた対決、安斎と貝谷の王道対覇道の対戦である。
学生時代をテニスに明け暮れた作者だからこそ書ける熱血競技の世界だ。
ところが、こと恋愛に関しては前半のプラトニック的なほのぼのした付き合いから、クライマックスに近い後半においては、夏子の恋に暗雲の中で明滅鳴動する稲妻の如きショックが私の心に巨きな穴を穿ち、そして燎平と祐子のひとときにも愕然となった。
めちゃくちゃ切ないのである。
結局、物語の中では燎平と夏子が結ばれなかったのは哀しいが、きっとその後、アラサーを迎え一皮も二皮も剥けた二人が劇的に再会し、今度こそ大人の恋を実らせてくれるのに違いない。
そう信じたいのである。
これ、テニス好きなら、いやいや、テニス好きでなくてもお勧めです、買いです、はい。
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新設大学に入学した主人公が体育会系テニス部の創設と活動に係わりながら、友情や恋愛をピュアに描いている。
何よりテニスに関する描写は熱く手に汗握り、そこに入れ替わり立ち替わり個性的な登場人物たちの人間模様が交錯し、やめられない止まらないかっぱえびせん的に読み耽させられた作品はチョー久々である。
雰囲気的にはちょっと違うが、鎌田敏夫の『俺たちの旅』の様な青春くささがぷんぷんと漂っている。
あー、俺も学生時代にテニスに没頭していれば良かったと、そう思わせる魅力があるのだ。
特に秀逸なのは燎平とポンクのおのれのプライドを賭けた対決、安斎と貝谷の王道対覇道の対戦である。
学生時代をテニスに明け暮れた作者だからこそ書ける熱血競技の世界だ。
ところが、こと恋愛に関しては前半のプラトニック的なほのぼのした付き合いから、クライマックスに近い後半においては、夏子の恋に暗雲の中で明滅鳴動する稲妻の如きショックが私の心に巨きな穴を穿ち、そして燎平と祐子のひとときにも愕然となった。
めちゃくちゃ切ないのである。
結局、物語の中では燎平と夏子が結ばれなかったのは哀しいが、きっとその後、アラサーを迎え一皮も二皮も剥けた二人が劇的に再会し、今度こそ大人の恋を実らせてくれるのに違いない。
そう信じたいのである。
これ、テニス好きなら、いやいや、テニス好きでなくてもお勧めです、買いです、はい。
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